佐藤さん「五輪に出るには、特別な才能が必要だと思ってしまいますよね」
鈴木さん「特にフィギュアはスタイルが良くて、才能がなくては駄目という印象があると思いますが、私の場合はそうではありません。普通の子供でも頑張れば五輪に出られるんだということを私を通して、知ってもらいたい。そして、普通の子供たちが競技を続けていく希望になればいいなと思っています。10代で芽が出なくても、そこであきらめなければ、20歳を超えてからでも十分に伸びる可能性がる」
佐藤さん「五輪やパラリンピックに出られなくても、そうやって努力した過程は無駄にはなりませんよね。それが、スポーツのいいところです」
鈴木さん「最初は五輪に出たいと思って滑り始めても、そのうちに現実を知ることもあります。そこで、五輪に出られないからあきらめるのではなく、全日本選手権の出場といった次の目標を作って、そこに向けてどれだけ努力できるかが大切だと思います。努力して壁を乗り越えることで、いろいろなことを学べるはずです」