フィギュアスケートの世界選手権は3月29日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で女子のフリーを行い、ショートプログラム(SP)で1位だった浅田真央(まお、23)=中京大=が138.03点をマーク、合計216.69点で優勝した。浅田の世界選手権優勝は、2008、10年に続き4年ぶり3度目で、日本人最多となった。今季で現役引退を表明している鈴木明子(29)=邦和スポーツランド=は193.72点で6位、SP10位の村上佳菜子(19)=中京大=は計172.44点で10位だった。
自己ベスト更新
(3月)27日のSPで世界歴代最高の78.66点で首位に立った浅田が、フリーでも会心の演技だ。ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番」のメロディーにのり、開始早々の、現役トップ選手では浅田ただひとりが跳べるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。回転不足と判断されたが、会場のファンから歓声が上がった。