子供の心の不調に目を向けて 早期発見へ開発進む教材やアプリ (1/4ページ)

2016.5.8 07:15

授業で児童に語り掛ける養護教諭の芦川恵美さん=埼玉県飯能市の市立富士見小学校
授業で児童に語り掛ける養護教諭の芦川恵美さん=埼玉県飯能市の市立富士見小学校【拡大】

  • タブレット端末を活用したアプリの画面(見本)

 子供の心の不調に本人が早く気付き、対処するのを助ける教材やアプリの開発に、大学の研究者と保健室の先生(養護教諭)らが協力して取り組んでいる。科学的な根拠があり、学校現場で使いやすいものにするのが目標。小学校高学年以上の児童生徒を対象に、教材の検証が進んでいる。

 アニメで考える

 今年2月、埼玉県飯能市の住宅地にある市立富士見小学校。6年生の学級活動の時間に、養護教諭の芦川恵美さんがイラストを見せた。男の子が朝、布団から出られない様子だ。「どうしてだろう?」と問い掛けると、次々に声が上がった。「夜中まで携帯をいじっていた」「友達とけんかした」「ストレス」

 答えはアニメ教材を見ながら探る。勉強もクラブ活動も頑張り、夜更かししていた男の子がある日、調子を崩して学校に行けなくなってしまう。母親に連れられて医師を訪ねると「一緒に治そう、きっとよくなるよ」と声を掛けられる-。

思春期の入り口に立つ年齢で、なぜ心の健康を学ぶ必要があるのか

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。