高学歴女性の人生を狂わす 働く意欲はあるけれど…仕事と家庭の両立難しい (2/8ページ)

2016.5.4 17:08

 「妻による“育児”負担割合が80%以上」と回答した割合は、同じ会社で就業継続した女性は56.1%、一方、離職した女性は77.3%でした。夫が家事メンであるほど就業継続している女性が多いのが特徴的です。

 では、家事に関してはどうか。

 「妻による“家事”負担割合が80%以上」と回答した割合は、同じ会社で就業継続した女性は44.5%で、離職した女性は86.4%でした。離職した女性は、夫の支援がほとんど得られていなかったことが分かります。

 筆者が行ったヒアリングでは、夫に加えて両親(義両親含む)までもが、

 ●「子どもが小さいうちは家にいてほしい」

 ●「夫が仕事に集中できるようにサポートしてほしい」

 といった意向が強く、離職せざるを得なかったというケースがありました。

 さらに、仕事や夫の理解がないことが原因で離婚問題にまで発展しているケースも珍しくありませんでした。家事メンやイクメンの夫を持つことが、両立の分岐点の1つ目といえます。

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第1子出産後の就業継続には、勤務時間などにかかる柔軟性の…

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