早期なら内視鏡手術も
9月23日に乳がんであることを公表したタレントの北斗晶さん(48)は、毎年秋頃に乳がん検査を受けており、昨年の検査では異常は見つからなかった。今年に入り、右の乳房にチクッとする痛みがあるなど異変に気付いたが、検査を受けている安心感もあり、すぐに受診することはなかったという。聖路加国際病院ブレストセンター長の山内英子医師は「中間期がんといって、検診と検診の間に見つかるがんもあります。検診を受けていても、異変に気づいたらすぐに受診を」と呼び掛ける。
上野医師は「日本人に多い、胃がんや乳がん、大腸がんなどは比較的治りやすい」と指摘。早期に発見できれば、外科手術をしなくても内視鏡手術で済むこともあるといい、「若い人は忙しく、痛みや異常を感じても病院に行かずに悪化させてしまいがち。自分や家族のためにもがん検診をしっかりと受けてほしい」と話している。