働き盛り世代を襲う「がん」 痛みや異常、放置せず受診を (1/5ページ)

2015.10.11 07:03

がんで亡くなった黒木奈々さん、今井雅之さん、川島なお美さん(左下から時計回りに)

がんで亡くなった黒木奈々さん、今井雅之さん、川島なお美さん(左下から時計回りに)【拡大】

 女優の川島なお美さんやフリーアナウンサーの黒木奈々さんら働き盛りの世代の著名人が相次いでがんで命を落としている。今や「2人に1人ががんになる」とされ、外来治療を受けながら働き続ける人もいる。専門家は「早期発見で治るがんもある。自覚症状がある場合は、すぐに受診を」と呼び掛けている。(平沢裕子、油原聡子、村島有紀)

 みつけにくい胆管がん

 9月24日に54歳で亡くなった川島なお美さんの命を奪った胆管がんは、検診などでみつけにくく、有効な治療薬も少ないなど治癒が難しいとされるがんの一つだ。今年亡くなった任天堂の岩田聡社長や柔道五輪金メダリストの斉藤仁さんも胆管がんだった。いずれも働き盛りの50代の死で衝撃が大きかったが、一般的には70代が多く、がん患者全体では2~3%。治療は手術が第一選択となる。

 自覚症状としては、みぞおちから右上腹部の鈍痛、食欲不振、体重減少、発熱などがみられる。また、胆管が詰まると黄疸(おうだん)の症状が出る。皮膚や白目が黄色くなり、尿が茶色、便が白くなるほか、全身にかゆみが出る。こうした症状がある場合は、先延ばしにせず、すみやかに医療機関を受診する。

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