■高齢化で管理に不安
オストメイトでつくる日本オストミー協会(東京都葛飾区)によると、国内のストーマ保有者は推計約20万人。高齢化に伴い、自分で管理ができなくなる不安が高まっており、同協会が平成22年に実施した調査(回収数572人)では、「生活上抱えている問題や悩み」で最も多かったのが「ストーマ管理ができなくなった場合」だった。
自身もオストメイトの高石道明前会長(71)は「排泄というプライベートな行為だけに家族にも触らせていない人が少なくない。保有者の介護に関わる方々への研修をどう進めるかが課題だ」としている。