2014.8.24 12:03
暑い時期は特においしく感じる生野菜。流水でしっかり洗って食べよう【拡大】
二次感染に注意
生食の提供が禁止された牛のレバーと異なり、野菜の菌は皮など外側への付着で、流水でよく洗うことで落とすことができる。野菜を家庭で調理する場合、流水でしっかり洗うことが大切だ。
残暑が続くこの時期、抵抗力の弱い子供や高齢者は、野菜はゆでたり焼いたりして食べるのが安心だ。生食の場合は流水でよく洗い、生肉などを調理した包丁やまな板をそのまま野菜のカットには使わない。
川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「O157による食中毒は激しい腹痛や下痢、大量の新鮮血を伴う血便などの症状が見られる。患者の便に含まれる大腸菌が口に入ることでも感染する。二次感染予防のため、子供や高齢者の排泄物の世話をした後は、せっけんと流水で十分に手を洗うことが大切。異常を感じたらすぐに医療機関で受診してほしい」と呼び掛けている。