両親が精神疾患に対する理解があったことにも助けられました。「やりたいことはやればいいし、やらなくていいことはしなくていい」という言葉に救われました。
夫(映画コメンテーターの有村昆さん)とは交際前でしたが、実家に戻っている間も連絡を取り合いました。鬱病だと電話で告白したら、「誰でもなる病気だよ」と、意外な言葉が返ってきました。
そんな考え方をする人もいるのだと、ほっとしました。「大変なのは分かっているから返事はいらない」というメールも支えになりました。孤独感が募っていた時期に「1人じゃない」と思えました。
父が言ってくれた「休むことも生きること」という言葉は心に残りました。休むと生きている感じがしないという人もいますが、休むのも大事なこと。鬱病の症状は人それぞれですが、休む環境をつくってほしいと思います。