【デンバー=上塚真由】大リーグ、マーリンズのイチロー外野手(42)=本名・鈴木一朗=が7日(日本時間8日)、デンバーでのロッキーズ戦で、七回の第4打席で右越え三塁打を放ち、史上30人目となる通算3千安打を達成した。「6番・中堅」で8試合ぶりに先発出場し、第1打席では空振り三振、第2打席で投ゴロ、第3打席は遊ゴロと凡退したが、第4打席で快挙をなしえた。第5打席は四球だった。2001年にアメリカに渡って以来、16シーズン目、42歳9カ月で大記録に到達した。
イチローは七回1死走者なしの第4打席で相手2番手の左腕・ルーシンに対し、2-0からの3球目を思い切り引っ張り、打球はフェンスを直撃して三塁打となった。
三塁ベース上に到達すると、ベンチからチームメートが駆け寄り祝福。観客も総立ちとなる中、ヘルメットを取って歓声に応じるイチローの目からは涙がこぼれたようだった。