【リオデジャネイロ=細田裕也、佐々木正明】リオデジャネイロ五輪開幕を直前に控え、ブラジルでスマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の配信が始まり、リオの地元紙は4日付の紙面で相次いで反響を報じた。ただ、さっそくスマホを奪われる強盗被害も発生しており、被害拡大が懸念される。
有力紙「グロボ」は、1面に写真付きのインデックスを掲載。「狩りのシーズンが来た」との見出しを掲げ、ゲームの遊び方や世界的に人気を集めていることを紹介した。ボーイフレンドが「ポケモンを探しに行く」と言い残して連絡がつかなくなったと嘆く女性の声も取り上げ、「ブラジル国民が配信を待ち望んでいた」とした。
地元紙「エクストラ」も配信開始を取り上げ、アプリがなかなかダウンロードできず一時的な混乱があったことを紹介。世界各地でゲームをめぐる事故が起こっているとして「遊び方には注意したほうがいい」と警告した。ゲームの配信はブラジルで3日午後(日本時間4日午前)から開始。一方、4日にサンパウロ州などで3人がゲーム中にスマホを奪われる被害にあったという。