同社は「効率的で、滑らかな運転を実現することで、燃費やCO2(二酸化炭素)排出量が低減する」とアピールする。2020年までに総額2億ユーロ(約224億円)を投資し、開発を進める方針だ。
自動運転技術はトラックでも開発が進んでいる。今年4月には欧州で複数のトラックが通信しながら隊列を組み、高速道路などを自動運転する大規模実験を実施。ダイムラーやボルボ・トラック、フォルクスワーゲン(VW)グループのスカニアなど6社が参加したという。
日本でも、いすゞ自動車と日野自動車が5月に自動運転技術の共同開発で合意。信号など道路インフラとの通信システムや、運転支援技術といった基礎技術の開発を進めている。(ドイツ・ハノーバー 会田聡)