ネット大手、AI活用本格化 DeNAは自動運転技術、ヤフーは記事選択に導入 (2/4ページ)

2016.7.15 06:39

AIを活用した合弁会社の設立と協業を発表したDeNAの守安功社長(左から2人目)とAIベンチャー、プリファード・ネットワークスの西川徹社長(右から2人目)=14日、東京都渋谷区
AIを活用した合弁会社の設立と協業を発表したDeNAの守安功社長(左から2人目)とAIベンチャー、プリファード・ネットワークスの西川徹社長(右から2人目)=14日、東京都渋谷区【拡大】

 DeNAもPFNのディープラーニングに注目。折半出資で合弁会社「PFDeNA」を立ち上げ、AI技術の共同研究やサービスの開発を行うことを決めた。自動運転ベンチャーのZMPと提携して自動運転の実用化を目指しているDeNAの守安功社長は、ゲームやヘルスケア、自動運転などの分野でのAI活用を挙げた上で「無人運転の車をどう配車するのか、どういう経路を走らせるのかなど運行管制にもAIは重要だ」と強調した。PFNの西川徹社長は「ディープラーニングはたくさんのデータがないとできない。DeNAの各サービスによる膨大なデータを元に、AIにしかできないサービスを作り上げたい」と話した。

 楽天は、ネット通販モール「楽天市場」の約2億点という膨大な数の商品分類や需要予測、商品レビューの表示などでAIを活用している。同じ商品でも商品名が違うこともあるが、学習が進んだAIは同じ商品だと認識して分類できるという。需要予測は、AIにいつどの商品の検索が増えるかなどをリアルタイムで分析させることで「ユーザーが多様化して売れる商品が分かりにくくなっている中で意外な商機を見つけることができる」(楽天技術研究所の森正弥所長)という。

ヤフーは昨年5月から、スマートフォン向けに提供しているニュースでAIを活用

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