中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)の日本法人は15日、同じ端末で利用者が通信会社を自由に選べる「SIMフリー」に対応したスマートフォンの新製品2機種を7月中旬に発売すると発表した。
1万~2万円台の手頃な価格に抑えながら、8ミリ未満の薄型で、5インチの鮮明なフルハイビジョン対応の液晶画面、指紋認証センサーやカメラなどが充実。携帯大手から回線を借りて割安の価格で通信サービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)とSIMフリーの市場拡大を追い風に需要開拓を狙う。
指紋認証センサーを搭載した「ZTE ブレード V7 ライト」(想定価格=税別2万1800円)は、0.3秒の速さでロック解除が可能。最大5本の指それぞれと特定のアプリ(応用ソフト)を結びつけ、画面がオフの状態からワンタッチで起動できる。また、指先をボディーに触れたまま滑らすことで、通話中の音量の上げ下げや、音楽起動中の選曲などもできるようにした。