小型無人機「ドローン」の世界最大手メーカー、中国・深セン市大疆創新科技(DJI)の日本法人と慶応義塾大学は8日、報道関係者を対象に、一般消費者向けの最新機種「ファントム4」の操縦体験講習会を開いた。ドローンは報道現場だけでなく、農業や医療などさまざまな分野での活用が期待される。DJIと慶応大は産学連携で、ドローンを活用できる人材の育成に力を入れる考えだ。
ファントム4は、専用アプリ(応用ソフト)がダウンロードされたスマートフォンやタブレットを触り、コントローラーで地上から遠隔操作する仕組み。
コントローラーの右のレバーで水平垂直の移動、左のレバーで前後方向の移動と左右の回転をドローンに指示し、初心者でも操作は簡単だ。1回の充電での飛行時間は最大28分で、上級者向けの「スポーツモード」を選ぶと時速72キロで飛行可能。2つの光学センサーを搭載し、障害物を感知して自動で避けながら被写体を追尾できる。