NTT西日本の子会社、NTTスマイルエナジー(大阪市)は、新電力最大手のエネット(東京)の電力を取り次ぐ形で電力販売サービス「太陽のでんき」を展開する。
NTTスマイルエナジーが提供する太陽光パネルの遠隔監視サービスの利用者限定だが、午前8時~午後4時は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を利用した電気を供給する内容だ。同社の担当者は「太陽光を利用する人は環境に対する意識も高く、その要望に応じたサービスにした」と説明する。
また、ソフトバンクは東京電力と提携し電力販売を展開する一方、自社グループ会社を通じて再エネの比率が高い「FITでんきプラン」も提供する。このプランの営業エリアは東電と北海道電力管内のみだが、全国25カ所、出力約26万キロワットの太陽光発電を稼働させていることを背景に、供給する電気の57%をFITでまかなうとしている。
太陽光発電の設置を手がけてきたLooop(ループ、東京)も1キロワット時あたりの単価を26円に固定した料金プランを東京、中部、関西の3電力管内で提供。そのなかでFIT利用の電気を2割使い、再エネを活用する方針を示している。