「レクサスを退屈とは言わせない」 無難さを捨て…本気のモデルはこれからだ (5/5ページ)

2016.4.23 17:05

豊田章男・トヨタ自動車社長
豊田章男・トヨタ自動車社長【拡大】

 昨年、日本への導入から丸10年が経過したレクサス。前出の「NX」をはじめ、2013年発売のスポーツセダン「IS」、2015年発売の大型クロスオーバーSUV「RX」と、新世代デザインのモデルが続々と登場している。だが、福市の描いている理想はもっと上にある。2014年にプレジデント就任を打診されたとき、福市が豊田社長に言ったのは「私の好きなようにやっていいんですか」という言葉だった。

 本当に“好きなように”つくったモデルは、これから出てくるのだ。冒頭の「LC500」の原型は2012年の北米モーターショーに出品したデザインコンセプトカーだが、市販予定車もコンセプトカーのオーバーな表現を削ることなく、ほとんどそのままのスタイリングである。

 これはクルマづくりの世界では異例のことだが、福市の攻めの姿勢の表れと言える。はたしてレクサスは第2の四半世紀においてブランド価値を確立し、堂々たる世界の名品となれるのか。

 (文中敬称略)

 (ジャーナリスト 井元康一郎=文)(PRESIDENT Online)

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