“百聞は一見にしかず”という言葉は、まさにポルシェのために存在するといっても不思議ではないでしょう。
ポルシェの特徴として、車体後方に水平対向エンジンを搭載したユニークなレイアウトにより、駆動力を余すことなく路面へ伝えることで得られる強烈な加速、ボディとシャシーの高い剛性がもたらす安定した走りが挙げられます。
話を聞くだけでその走りをなんとなく想像できますが、実際はスポーツカーへの認識が塗り替えられるほどの衝撃を秘めているといっても過言ではありません。
それが今日の人気に到るわけですが、新車の「ポルシェ」は当然高く、さらにオプションを選べば選ぶほど価格は右肩上がり。
シートをはじめ、あらゆるモノがオプションとなる商法に否定的な意見もありますが、「ポルシェ」の車両本体価格は“車両性能そのもの”であり、例えば、“豪華装備も含めて1000万円のクルマ”と“素のカレラ”では同じ値段でも走りは別次元。それが先述した衝撃なのです。