スズキが昨年12月に発売した軽スポーツ車「アルト ワークス」が注目を集めている。主力軽「アルト」の派生モデルとしてターボエンジンを搭載し、5速マニュアルを設定してクルマを操る楽しさや走行性能を追求した。平成12年まで約13年間で約26万6000台を販売した人気車種の復活となる新型車について、開発を指揮した水嶋雅彦氏に聞いた。
--復活の経緯は
「昨年3月にアルトの派生モデルとしてターボエンジンを搭載した『ターボRS』を発売し、好評だった。ただ、顧客から『マニュアル車を追加してほしい』という声とともに、『ワークスを発売してほしい』という反響が予想以上にあった」
「当初はターボRSへのマニュアル車の追加を考えたが、どうせやるならば走行性能を追求したワークスをつくって楽しんでほしかった」