ボンネットを開けたら、猫がいた!? 寒い日を中心に、車のエンジンルーム内に猫が入り込むトラブルが起きていることをご存じだろうか。温かいところに潜り込む習性のせいだが、気づかずエンジンをかけた結果、猫が大けがをしたり死に至ってしまうケースもあるという。
悲しい事故を防ぐため、日産自動車はこの冬、インターネットなどで乗車前にボンネットをたたいて猫を退散させる「猫バンバン」を推奨。これがドライバーらの共感を呼んでいる。
車体のすき間から
「車から猫の鳴き声がする。何とかしてほしい」
今年2月、日本自動車連盟(JAF)兵庫支部神戸基地(神戸市灘区)に出動要請が入った。
現場に駆けつけた同支部ロードサービス隊の班長、山本正さん(40)がボンネットを開くと、エンジンルームには3匹の子猫。車体下部のすき間からエンジンルーム内に潜り込んだとみられる。