「レクサスを退屈とは言わせない」 無難さを捨て…本気のモデルはこれからだ (2/5ページ)

2016.4.23 17:05

豊田章男・トヨタ自動車社長
豊田章男・トヨタ自動車社長【拡大】

 クルマづくりの基盤技術はトヨタのものを用い、また生産もトヨタの工場で行われるが、商品企画、開発、営業、広報・宣伝など、ブランド運営に必要なファクターはすべて独自。現時点ではまだ徹底しきれていないが、コンピュータの世界におけるファブレス(無工場)メーカーのような立ち位置をイメージしている。

 “高級なトヨタ車”というイメージを脱ぎ捨て、レクサス独自のブランドバリューを何とかして打ち立てたいという豊田社長の思いを実現させるための方策である。

 トヨタがレクサス改革を目指す目的は、レクサスをアメリカのブランドからグローバルブランドへと飛躍させることだ。今日のレクサスの世界販売を見ると、依然としてアメリカが約6割を占めている。

 2015年の世界販売は65万台と、俗に“ドイツプレミアム御三家”などと呼ばれるメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの3分の1にとどまり、イギリスのジャガー・ランドローバーやスウェーデンのボルボ・カーズなどと同様、第2グループに甘んじている。

レクサスをアメリカブランドから脱皮させるためには…

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