『報ステ魂』受け継いでほしい
「そういう意味で、私は12年間やらせてもらった中で、私の中で育ててきた『報道ステーション魂』を、後任の方々にぜひ受け継いでいただいて、言うべきことは言う、多少厳しい発言でも言っておけば、間違っていれば謝る。その厳しい発言というのが、後年に、それがきっかけで議論になって、良い方向を向いたじゃないかという、そういう事柄もあるはずだと信じています」
「考えてみれば、テレビの独り勝ちの時代がありました。その良き時代に乗って、綺羅星の如くあの久米宏さんが、素晴らしい『ニュースステーション』というニュースショーを、時流の“一番槍”を掲げて突っ走りました」
「私はそのあとを受け継ぎました。テレビ地上波もだんだん厳しくなって参りました。競争相手も多くなりました。そういう中でも、“しんがり”をつとめさせていただいたかな。そういう、ささやかな自負を持っております」