「報ステ」古舘キャスター、最後の出演で熱弁 「情熱持って番組作れば、多少は偏る」 (1/5ページ)

2016.4.1 07:23

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)【拡大】

  • 古舘伊知郎キャスター=六本木・テレビ朝日(撮影日:2015年12月24日)

 31日夜のテレビ朝日系「報道ステーション」に出演した古舘伊知郎キャスター。12年にわたり番組を続けられたことについて、視聴者に感謝の言葉を述べる一方、「情熱をもって番組を作れば、多少は番組は偏るんです!」と熱く語り掛かる場面もあった。番組の最後に古舘氏が述べた発言の全文は以下の通り。

 徹底的な罵倒、傷ついたことも

 「2004年の4月5日、この『報道ステーション』という番組が産声を上げました。それから12年の歳月があっという間に流れました。何とか、私の古巣、学舎(まなびや)であるテレビ朝日に貢献できれば、という思いも強くあって、この大任を引き受けさせていただきました」

 「おかげを持ちまして、風邪など一つひくことなく、無遅刻無欠勤で12年やらせていただくことができました。これもひとえに、テレビの前でごらんになっている皆さま方の支えあったればこそだな、と本当に痛感しております。ありがとうございました」

 「私は毎日毎日、この12年間、テレビ局に送られてくる皆さま方の感想、電話、メールなどをまとめたものを、ずっと読ませていただきました。お褒めの言葉に喜び、徹底的な罵倒に傷ついたこともありました。でも、全部ひっくるめて、ありがたいな、と今思っております」

 「というのも、ふと、あるとき気づくんですね。いろいろなことを言ってくるけれども、考えてみたら、私も『電波』という公器を使って、良かれとはいえ、いろいろなことをしゃべらせていただいている。絶対、どこかで誰かが傷ついているんですよね。それは、因果が巡って、自分もまた傷つけられて当然だと、だんだん素直に思えるようになりました。こういう風に言えるようになったのも、やはり皆さん方に育てていただいたんだな、と強く思います」

「私がこんなに元気なのに、なんで辞めると決意したのかを簡単にお話しするとすれば…」

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