《「やっと議員になったんですぅ! うぅ、ああ!」。衝撃的な“号泣会見”から1年半。神戸地裁前は26日早朝から、強制出廷する野々村竜太郎被告(49)を待ち構える報道陣が大挙して押し寄せた。午前9時20分ごろには野々村被告を乗せたワゴン車が地裁に入ったが、窓はスモークがかかっており、中の様子をうかがうことはできなかった》
《ただ、地裁前には前回初公判を超える1013人の傍聴希望者が集結。午前9時40分すぎ、当選確率約13倍の抽選に臨んだ》
《午前10時半前、計112席の傍聴席がすべて埋まった大法廷についに主役が姿を見せた。スキンヘッドに黒縁メガネ、上下黒のスーツにストライプのネクタイ姿。号泣会見時より少しふっくらした印象だ。以前とはまるで異なる人相に傍聴人からは「頭丸めてきたな」などとコソコソ話も漏れた》
「はいっ。野々村竜太郎でございます」
裁判長「それでは開廷します。被告人は証言台に立って下さい」
野々村被告「はいっ」