NTTグループと日本郵政グループは1日、防災全般にわたる相互協力の協定を締結した。災害発生時には、携帯電話の移動基地局車を郵便局の駐車場に置くことを事前に決めておくほか、避難所での活動に関しても自治体との調整を共同で行うなど、通信インフラの迅速な復旧に向けた協力態勢を構築。また平常時には、スペースの余裕がない小規模郵便局の防災物品をNTTの施設に保管する。
2万4000の郵便局ネットワークを持つ日本郵政と全国に通信インフラを展開するNTTは多方面で協力しやすいとして、日本郵政側が協定を提案した。今後、防災訓練や研究会を共同で行い、協力内容の拡大を検討していく。