最新の機器としてインターネットの高速回線を利用して映像をリアルタイムで編集できる新システムを披露。欧米で試験運用に入っているもので、10月からの本格運用を計画している。
パナソニックはブラジルでのシェアは25%程度だが、現地法人の天野秀哉シニアマネージャーは「リオ五輪を契機に受注を増やし、地デジ化に伴う機材更新需要の半分以上を取り込みたい」と話す。ブラジルでの地デジ普及率は現在4割程度だが、同国政府は18年までの完全地デジ化を目指しているだけに大幅な成長が期待されている。
放送機器は、世界シェア1位のソニーと2位のパナソニックで7割以上を占める日本の得意分野。日系各社は「五輪はスポンサーのパナソニックが目立ちがちだが、他のメーカーにとってもチャンスは大きい。海外勢を圧倒できるよう開発を加速させたい」(大手幹部)と意気込んでいる。