パナソニックは16日、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」に対応したデジタルカメラの新製品「DMC-GX8」を8月20日に発売すると発表した。スマートフォンの普及でデジタルカメラの市況が低迷する中、高付加価値商品で需要開拓を狙う。
高精細センサーで有効画素数を2030万まで高めたほか、手ぶれ補正機能も強化。毎秒30枚の画像を連写で撮影し、お好みの1枚を選べる機能「4Kフォト」も、鉄道や動物、ボールを投げる瞬間といった被写体に応じて3種類選べる。
ブラックとシルバーの2色で、想定価格はボディが14万5千円、高倍率ズームレンズが付属すると18万円前後(いずれも税抜き)。月産台数は2千台。
将来的には、ピントの位置をずらしながら複数の画像を瞬時に撮影した後、お好みの被写体にピントの合った画像を選べる「フォーカスセレクト」という機能も搭載する予定だ。