パナソニック、30年度に蛍光灯照明器具から完全撤退 LEDへの転換期 (1/2ページ)

2015.8.2 17:14

パナソニックの照明の主な歴史

パナソニックの照明の主な歴史【拡大】

 パナソニックは、昭和26年から続けていた蛍光灯照明器具の生産から平成30年度中に完全に撤退する。住宅用照明器具については27年度中に生産を終え、省エネ性で優る発光ダイオード(LED)向けにすべて切り替える方針だ。国内照明市場でシェアトップのパナソニックが撤退することで、半世紀以上にわたって家庭やオフィスを照らしてきた蛍光灯のあかりが、その役目を終えようとしている。(藤原直樹)

 パナソニックが照明事業に参入したのは、白熱電球の生産を始めた旧松下電器産業時代の昭和11年。25年に初代の蛍光灯を開発して、26年に生産を開始した。27年には、つり下げられたひもを引っ張ることで照明をつけたり消したりするプル式の蛍光灯照明器具を発売して、利便性が大きく向上した。

 その後も製品の進化は続き、発色をよくした「パルック蛍光灯」や電気の直流を交流に変換する「インバーター」を搭載した照明器具を発売するなど、常に蛍光灯の市場をリードしてきた。

LEDの照明器具を発売したのは17年前にさかのぼるが…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。