競合のモンストや「テラバトル」(ミストウォーカー)などにも同様のシステムがある。山本氏は以前からアイデアはあったと話し「4GやWi-Fiなどの通信インフラが整った」から導入することにしたと説明。従来のパズドラは遊ぶ前にデータを読み込むのでプレイ中は通信環境に影響を受けなかったが、マルチプレイはプレイ中も通信を行うので一方の回線が遅いと両方のゲーム進行が滞る恐れがある。高速回線を利用しやすくなった現在ならそのリスクが低くなっているというわけだ。
森下一喜社長は「シングルでの遊びが中心であることは変わらない」としているが、トレンドに合わせた2人プレイは支持を集めそうだ。
400万DLのゲームアニメ化、伸びしろに期待?
もうひとつの特徴は「ディバインゲート」のアニメ化が発表されたこと。同ゲームはトランプの「スピード」のように同じ色のパネルを選んで敵を攻撃するRPGで、4月14日までに400万回ダウンロードされている。
国内3600万ダウンロードのパズドラはもちろん、1000万ダウンロードの「ケリ姫スイーツ」などのヒットアプリがある中、このタイトルを選んだ理由について森下社長は「ストーリー性が高くアニメに向いている。高校生の女の子からはパズドラよりディバインゲートへの質問が多い」と説明した。