任天堂の“重課金”転換に懸念の声 「いくらなんでもこれはひどい…」 (1/6ページ)

2015.5.23 17:18

スマートフォン参入に向け資本業務提携を発表する任天堂の岩田聡社長(左)とディー・エヌ・エーの守安功社長=3月17日、東京都港区

スマートフォン参入に向け資本業務提携を発表する任天堂の岩田聡社長(左)とディー・エヌ・エーの守安功社長=3月17日、東京都港区【拡大】

  • スマートフォン参入に向け資本業務提携を発表する任天堂の岩田聡社長(右)とディー・エヌ・エーの守安功社長=3月17日、東京都港区

 任天堂がソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)と資本業務提携し、スマートフォン向けゲームに参入する。発表後に株価は上昇し、投資家の評価は悪くない。一方、スマホ向けはゲーム本来のおもしろさよりも「いかに課金させるか」に重点が置かれがちで、熱中した人が1カ月に数十万円請求されるなど社会問題化したことがある。そんな中、任天堂はゲーム専用機で“課金的”な追加費用が必要なソフトを発売する予定で、任天堂が「重課金」に舵を切るのではと懸念が高まっている。(藤原直樹)

 全て遊ぶと9千円超

 「いくらなんでもこれはひどい…」

 任天堂が6月25日に発売予定の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けゲームソフト「ファイアーエムブレムif」がファンの間で波紋を広げている。

 このゲームは途中でストーリーが分岐するが、それぞれ「白夜王国」「暗夜王国」として別のゲームとして発売する。両方のストーリーを楽しむためには、2本のソフトを購入するか、インターネットを通していずれかを追加でダウンロードしなければならない。

すべてのストーリーを遊ぶためには最低でも9076円が必要な計算

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