東京ゲームショウで存在感大きいスマホゲーム 専用機でも気を吐くPS4 (1/2ページ)

2014.9.18 17:55

「東京ゲームショウ2014」開幕。「PlayStation」のブースには朝早くから大勢の関係者が詰めかけた=18日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ

「東京ゲームショウ2014」開幕。「PlayStation」のブースには朝早くから大勢の関係者が詰めかけた=18日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ【拡大】

  • 「PlayStation」のブースで紹介されている、頭に装着しゲームをする装置=18日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ(撮影・大橋純人)
  • 東京ゲームショウに出品された「エクスビジョン・ジェスチャー・システム」。手の動きを感知し、操作できる=18日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ(撮影・大橋純人)
  • 千葉市の幕張メッセで開幕した「東京ゲームショウ2014」=18日午前

 世界最大規模のゲームの見本市「東京ゲームショウ2014」が18日、千葉市の幕張メッセで開幕した。スマートフォンやインターネットの普及でゲーム市場は拡大傾向にあり、過去最多となる421社・団体が出展。特にスマホ向けゲームのタイトル数が昨年の約2倍に上り、存在感が際立った。

 今年も話題をさらったのはスマホ向けゲームだ。

 基調講演では、「モンスターストライク」の利用者が1300万人を突破したミクシィの森田仁基社長がゲスト出演。「今期のテーマはグローバル。言語は違うが、成功を収めたい」と、10月に北米、12月には韓国で提供を開始することを明らかにした。

 「魔法使いと黒猫のウィズ」のヒットで急成長しているコロプラの馬場功淳社長も「(将来は海外売上高比率を)4~5割まで引き上げたい」と表明した。

 今回、スマホゲームは537タイトル(昨年は233タイトル)が出展した。いつでもどこでも遊べる手軽さから、ゲームになじみのない層も獲得。日本は世界最大の市場で、スマホ広告のサイバーゼットによると、日本を含む東アジアの市場規模は2013年は9168億円、17年には約2兆円になる見込みだ。

 ネット経由でアプリをダウンロードすれば利用できるため、各社は海外展開を加速。コンピュータエンターテインメント協会の鵜之沢伸会長は「ヒットすれば世界に出ていける可能性が大きい」と説明する。

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