ソニーは10日、スマートフォン(高機能携帯電話)と合わせて使う「レンズスタイルカメラ」の新製品を10月10日に発売すると発表した。30倍ズームのモデル「DSC-QX30」(想定価格は税別4万4000円前後)や、レンズと本体を分離できるモデルを投入し、ラインアップを拡充する。
レンズスタイルカメラは液晶のモニター画面がなく、カメラのレンズを切り取ったような構造。無線でつなぐことでスマホの画面がモニターになり、片手だけで操作するなど自由な撮影が楽しめる。スマホの普及でデジカメの需要が縮小する中、ソニーが新たなコンセプトとして昨年打ち出し、反響を呼んだ。
これまでは10倍ズームのモデルだけだったが、30倍ズームのほか、レンズを取り外して交換できる本体部分だけの「ILCE-QX1」(約3万6000円)も発売する。