インターネット接続事業者などの業界団体、テレコムサービス協会が30日に発表したMVNO(仮想移動体通信事業者)市場調査によると、2014年度の売上高は前年度比約2.3倍の767億円だった。格安スマートフォンの需要増で、携帯電話大手より料金の安いMVNO利用者が増加しているとみられる。
売上高のうち、SIMカードで独自の料金プランによるデータ通信サービスを提供する「SIM系MVNO」は81.4%増の455億円だった。MVNO全体の約6割を占めた。MVNO契約数は86.5%増の378万件で、うちSIM系MVNOは81.3%増の325万件だった。