ドコモとラオックス、ローミング契約で商品割引　訪日客向けサービス (1/2ページ)

　ＮＴＴドコモと大手量販店のラオックスは１４日、訪日外国人向けサービスの実施で提携したと発表した。ドコモの回線を利用する中国・韓国人観光客を対象に、ラオックスでの購入金額を割り引くサービスを１０月開始する。ドコモは他の量販店や飲食店などにも提携を広げ、訪日客のモバイル需要を取り込む考えだ。

　ドコモは、渡航先でも自分の携帯電話を使って通信ができる「国際ローミング」で中国移動（チャイナモバイル）、韓国ＫＴと協力関係にある。

　今回の提携では、この枠組みを利用。両社の携帯ユーザーが日本へ渡航する際にローミング契約を結べば、ラオックスでの優待を受けられるようにする。

　訪日客のモバイル需要をめぐっては、ＮＴＴグループを含め携帯各社がＷｉ－Ｆｉ（公衆無線ＬＡＮ）サービスを無料で提供し、利用者の位置情報などをマーケティングに活用するビジネスを展開している。

ただ、接続スポットが限られていることや音声通話のニーズも多い