「光卸」NTT東西で異なる競争戦略 収益改善へ次の一手は? (2/4ページ)

2015.2.25 07:04

NTT東日本・山村雅之社長

NTT東日本・山村雅之社長【拡大】

  • NTT西日本・村尾和俊社長

 卸料金が3500円ではネット接続料を加えて4000円台で利益を確保するのは厳しく「提携企業が困る」(NTT西日本の村尾和俊社長)状況だ。

 3月1日からは大手携帯電話事業者のNTTドコモとソフトバンクもサービスを開始。国内シェアが7割を超えるフレッツ光の顧客争奪戦が本格化するが、取り巻く市況の違いに対応した価格の弾力化が必要となりそうだ。

 □NTT東日本・山村雅之社長

 ■新規開拓へ中小向けサービス充実

 --光サービス卸は事業体制を大きく変える

 「事業開始時はほぼ直接営業だったが、今は7割が代理店。個人向けは卸に移って、中小企業への移行が加速するが、事業形態が変わるわけではない」

 --世帯当たり5万円ともいわれた販売報奨金の負担が軽減される

 「1件当たり3万5000円から4万円払っていたが、年間180万件開通しても純増が30万件では元は取れない。卸のスタート時は営業費用削減効果が出るが、2~3年たつとARPU(1人当たり月間収入)の減少で苦しくなる。コスト削減によって体質強化を急ぐ」

次のステップをどうするか考えていく

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