高性能の日本製ロードバイクで世界へ ヨネックス、自転車市場参入の背景 (5/6ページ)

2015.1.26 06:40

  • 「カーボネックス」のフレームセットで組み上げたロードバイク

 武本部長は「3大大会に機材を供給している欧州の大手フレームメーカーとは圧倒的に基盤が違うが、国際大会に積極的にチャレンジしたい」と話す。

 同社は今年から国際自転車競技連合(UCI)の「コンチネンタルチーム(上から3番目の格付け)」にプロ登録された「KINANサイクリングチーム」に機材を供給。レースでの選手の経験をフレームづくりにフィードバックするなど、チームとタッグを組み、上位を目指す。

 レースに勝つため、「エアロロードバイク」と呼ばれる、空気抵抗を極力減らしたレース用バイクを開発する構想も浮上している。エアロロードは既に欧米メーカーが開発を加速している。

 カーボネックスが「とがった性能ではなく、オールラウンドなフレーム」(武本氏)とすれば、エアロロードは国際レースの勝敗を左右する最先端技術分野だ。

同社の技術力のショーケースとして総合的なブランド力を向上させるだけでなく…

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