「明るい廃虚」と呼ばれ、その恐ろしいまでの閑散ぶりがインターネット上を騒がせていたショッピングモール「ピエリ守山」(滋賀県守山市)が12月17日、リニューアルオープンすることになった。再開に当たっては、周辺の競合大型モールとの差別化を図ろうとテナントを一新。フットサルコートなども併設される。しかし、競合店舗が林立する激戦区という状況は変わらず、客足が戻るかはフタを開けてみるまではわからない。新たにオーナーとなった不動産会社「サムティ」(大阪市淀川区)は、「十分勝負できる」と自信たっぷりだが…。(江森梓)
テナント撤退が相次ぎ、「生ける廃虚」に…
「土曜の夜なのにこの人通り!! もうヤバすぎw」「正直、沈没寸前な感じ」「なるほどこれは確かに廃墟だわ」
白を基調にした施設はまだ新しいのに、営業している店舗はほとんど見当たらず、人影さえもない。短文投稿サイト「ツイッター」などでは一時期、ピエリ守山のあまりのさびれっぷりに話題が沸騰。いつしか全国でも有名な「廃墟スポット」となり、評判を聞きつけて遠方からわざわざ見物客が訪れるほどだった。