ピエリ守山は平成20年9月にオープン。当初は約200店舗を構え、地域での大型モールの先駆け的な存在として大勢の買い物客でにぎわった。
だが、その直後にリーマン・ショックが発生。ピエリ守山を開発した「大和システム」(大阪市中央区)は一気に資金難に陥った。さらに追い打ちをかけるように、同様の大型モールが相次いで近隣に開業すると、客足は遠のいていった。当然売り上げは伸びず、テナントの撤退が続出。ついには大和システムが倒産した。
その後は別の企業が細々と運営を続けていたが、最終的にテナントは1ケタ台にまで減り、今年2月に一時閉鎖となった。
新オーナーは「逆にチャンス」と強気
「こういう経緯があるからこそ、ピエリ守山は安く買える。逆にチャンスだ」
新オーナーに名乗りを上げたサムティの担当者は語る。