また、日本自動車輸入組合が8日発表した4月の輸入車販売台数(日本メーカー製の逆輸入車を除く)も20.6%減の1万2915台だった。前年割れは2012年4月以来、2年ぶり。
増税による消費意欲の落ち込みで新規受注が減る中で軽が好調なのは、昨年10月に全面改良したタントや2月発売の日産自動車「デイズルークス」など、新型車の受注残が販売を下支えしているためだ。
「5月以降は“貯金”が底をつく」(大手幹部)ため、反動減の表面化は避けられそうにない。自動車各社は夏のボーナス商戦に向け、オプションを上乗せした特別仕様車を発売するなど需要喚起に努めている。