日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8日発表した4月の車名別国内新車販売台数は、ダイハツ工業の軽自動車「タント」が前年同月比で約2倍の1万9390台となり、初の首位に立った。トップ10のうち7車種を軽が占める一方、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が5年ぶりにトップ10から転落するなど登録車は苦戦。消費税増税で需要が低迷する中、明暗が分かれた。
軽がランキングでトップになるのは昨年4月のダイハツ「ムーヴ」以来1年ぶりとなる。
前月1位だったホンダの小型車「フィット」は70.2%増の1万5621台ながら2位に、また前月2位だったトヨタのHV「アクア」は20.4%減の1万3683台で3位に後退した。プリウスは52.8%減の8692台で11位に沈んだ。全面改良を来年に控え、販売ペースが鈍化した。