関連商品への波及
ホテルグランヴィア大阪(同)は24年、JR西日本が発行するICカード「ICOCA」のマスコットをあしらった「イコちゃんルーム」を開設した。当初は3割強だった客室稼働率は現在、繁忙期で7~8割という人気ぶり。通常の客室より3千円ほど高く、立派な“稼ぎ頭”だ。
同ホテルはフロント係ら5人による企画担当の「イコカチーム」を結成。「関連商品にも利用が広がりやすい」(広報)といい、デザートなどの開発も進めている。
首都圏でも人気アニメ「エヴァンゲリオン」や「機動戦士ガンダム」などのコンセプトルームが続々と登場。キャラクターは部屋の独自性を高め、関連商品への波及効果が高いためだ。ファンやオタクを魅了するキャラクターが、娯楽やサービス産業を盛り上げている。(田村慶子)