兵庫県の淡路島に漫画とアニメのテーマパークを建設する計画が動き出す。島の北部にある県立淡路島公園(淡路市)の活性化に向け、県は人材派遣大手、パソナグループ(南部靖之代表)が提案した事業「淡路マンガ・アニメアイランド」を採用。世界的にも人気の高い日本のアニメや漫画などのコンテンツを集め、ハイテク映像を駆使したアトラクションも整備するもので、2017年中に開業して国内外から年間500万人の観光客の誘致を目指す考えだ。
活性化策を公募
淡路島公園は1985年に島の丘陵地帯に開園したが、来場者は年間約200万人程度にとどまっている。このため、87ヘクタールの公園敷地のうち4.3ヘクタールを対象に県が活性化策を公募し、11月中旬に事業計画を選定した。
パソナグループの計画では、ミュージアム棟やショップ棟、エントランス(玄関施設)など5つの建物を整備。森の中で鳥が巣を作って卵を育てる様子と、日本で生まれた漫画やアニメの今後の新たな展開をイメージして、施設全体に卵のデザインを採り入れる。