こうした懸念にも関わらず、スナップディールは新規株式公開(IPO)を視野に成長を加速させている。他社に競り勝ってインド市場のシェアを拡大することが当面の焦点となる。
最近まで、サイトは英語のみで表示されていたが、今年1月に現地で話されるタミル語とヒンディー語を加えて3言語での展開となった。それまでスナップディールがターゲットにしていたのは、インドでも高学歴で比較的裕福な人々だったが、現地語の採用でインドに2億人いるインターネットユーザーのおよそ3分の1を新たに顧客に迎え入れる態勢が整ったことになる。成功すれば、この変更によって20%もの収益アップが見込めるそうだ。
このまま成長が続けば、これから1年から2年の間にスナップディールがIPOを申請するか、またはイーベイに完全に買収されるだろう。