携帯大手3社、コンテンツサービスで“差別化”戦略に明確な差 (1/3ページ)

2013.12.20 14:42

スマートフォン業界について語る携帯電話ライターの佐野正弘氏

スマートフォン業界について語る携帯電話ライターの佐野正弘氏【拡大】

 年末商戦でスマートフォンの国内市場がにぎわいをみせている。今年のスマホの国内市場は、「iPhone」が携帯電話大手3社から発売され、端末性能や通信料で大きな差がつかなくなってきた。コンテンツサービスを充実させることで顧客獲得を狙った3社の“差別化”戦略を振り返り、2014年の展望を予測する。

 12月に各社が発表したMNP(モバイルナンバーポータビリティ)利用実績で26カ月連続トップと好調が続くKDDIは、月額390円で1000種類以上のアプリが使い放題のサービス「auスマートパス」の会員数が800万人を超えた。

 携帯電話ライターの佐野正弘氏は「有料のサービスだが、アプリ使い放題に加え、クーポンやリアルな商品が“ラッキー”という形で利用者に還元され、サービスの魅力を高めている。コンテンツを提供する側にとっても、800万人に商品を効果的にアピールでき利益も配分される」と評価。「2014年は、通信キャリア・コンテンツサプライヤー・ユーザー間における安定した体制を、いかに維持できるかがポイント」と話す。

NTTドコモは、ユーザー還元型のKDDIとは異なる戦略

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