【ITビジネス最前線】インド通販 スナップディールに脚光 (4/6ページ)

2014.3.4 07:12

 インドで通販企業としては最高のアクセス数を誇り、国内サイト全体でも上位15番目のトラフィック数を集めるスナップディールは、昨年より4億ドル収益を伸ばして、2014年に10億ドル以上を売り上げると予想されている。これが本当に実現すれば、スナップディールは競合のFlipkart(フリップカート)を売上の点で少し上回ることになるだろう。フリップカートはこれまでに計5億4000万ドルの出資を受けている、インドで最も支持の高い通販サイトだ。

 しかし、スナップディールには批判もある。発表される売上額に疑問を抱いている人もいるし、売主としてマーケットプレイスを利用した人は、売主用サイトのインターフェイスが難解で使いにくいと証言している。例えば、売主は製品の画像と説明文をスナップディールのスタッフにメールで送る仕様になっているというのだ。

 IPO視野に成長

 また、スナップディールは、日本企業に似た問題にも苦しんでいる。インドではクレジットカードへの人々の信用が低く、ネット通販においても代金引換が主要な決済手段となっている。スナップディールではビジネス全体の60%が代金引換で決済されているが、これでも創業当初よりは10%以上減ったようだ。代金引換においては、買主が商品を目の前にして「やっぱり要らない」と言った時の返品の確率が高くなり、スナップディールでやり取りされた商品のおよそ3割が返品されていると言う人もいる。

成功すれば、この変更によって20%もの収益アップが見込めるそうだ

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