セプサは、コスモの筆頭株主であるアラブ首長国連邦(UAE)の政府系投資会社IPICの完全子会社。コスモは「IPICとの連携強化」(森川桂造社長)で、石油開発事業を強化する。
一方、コスモはこれまでガス田開発の事業経験はない。しかし、今後の世界的なガス需要の増加をにらみ、セプサの技術支援を受けてガス開発事業の可能性も探る。
森山部長は「今後、当社が参画する鉱区で油とガスの両方が見つかった場合には、ビジネスチャンスとして(ガス事業参入を)検討したい」と説明した。
出光は、カナダでエネルギーの輸送大手と組み、カナダ産シェールガスを日本に輸出する計画を進めている。