コスモ石油は27日、系列ガソリンスタンドで展開する自動車リース事業の2013年度の売上高が120億円に達する見通しを明らかにした。
累計契約台数は13年度中に1万台を突破する見込み。ガソリン需要の減少で店舗数が減少する中、コスモグループのリース事業が脚光を浴びそうだ。
コスモは10年10月、石油元売りでは初めて、自社ブランド(現コスモスマートビークル)でリース事業に参入し、11年度から全国展開に乗り出した。毎年の新規契約台数は「倍々ゲームで伸びる」(同社販売部)など予想以上に好調で、今月21日までの累計契約台数は約8550台。当初は約370カ所だった取扱店も約840カ所に増えた。
人気の理由は、新車購入より安いリース料だ。軽自動車(5年契約)の場合、車検、税金、メンテナンス費などを含めて月額3万円弱で利用できる。