【デトロイト=柿内公輔】世界最大級の自動車見本市、北米国際自動車ショーが13日、ミシガン州デトロイトで開幕した。トヨタ自動車がスポーツカーの試作車を発表するなど、日米欧などの主力メーカーが戦略車を競い合う。拡大する北米市場でアピールし、販売増につなげたい考えだ。
日本車勢の先陣を切りトヨタは「FT-1」を公開。商品化は未定だが、「力強く生き生きとした」走りに特化したスポーツカーで、北米のデザイン開発部門がレーシングカーを意識し内外装をデザインした。初日はまたホンダが新型「フィット」の北米モデルを初披露し、日産自動車は量産型スポーツセダンの試作車を公開する。
14日は、ホンダが米国高級車ブランド「アキュラ」の試作車を発表するほか、トヨタも高級車ブランド「レクサス」の新型高性能クーペを出展。
北米で発売された優れた新型モデルに贈る2014年の「北米カー・オブ・ザ・イヤー」もショーの会場で発表され、GMのスポーツカー「シボレー コルベット スティングレー」が選ばれた。