野菜の小売価格の高騰が続いている。農林水産省によると12月の小売価格は、キャベツが前年同期に比べ1・7倍、ハクサイが1・4倍に上昇。原油高などの影響で今後も値上がりする可能性があり、正月料理などの準備に追われる家計をますます圧迫しそうだ。
農水省が定期的に実施している調査では、12月16日~20日の野菜小売価格の全国平均は、キャベツが1キログラム222円で前年同期より90円高、ハクサイが同167円で49円高、ダイコンが同154円で27円高-と、葉物野菜を中心に値上がりしており、平年に比べても3~6割ほど高い状態が続いている。
値上がりの原因は、夏以降の天候不順と、原油高などの経済状況だ。
農水省によると、野菜小売価格は猛暑の影響で7月に高騰し、豊作だった昨年に比べキャベツが1・5倍(平年比1・1倍)レタスが1・4倍(同1・4倍)に値上がりした。