石油連盟の木村康会長(JX日鉱日石エネルギー会長)は20日の記者会見で、東京電力が新たな総合特別事業計画(再建計画)に盛り込んだ燃料・火力部門での包括的な提携に触れ、「JXとして機会があれば、何らかの形で参画したい」と意欲を示した。
東電の新計画では、ガス火力などについて、燃料調達から液化天然ガス(LNG)タンク増設、発電まで一貫して事業をともにする提携先を探す。規模拡大で燃料の購買力を高め、燃料費削減を目指す考え。木村氏は会見で「当社もガスの輸入を一部やっており、コンソーシアム的に輸入を安定できれば、ありがたい」と話した。